女性特有の身体のお悩みや
気になる症状はありませんか?
CHECK
「ちょっと気になる身体のことを、すぐに知りたい!」という方もいらっしゃると思います。そこでこちらでは、生理不順といった月経異常、性病、ホルモンバランスに関するセルフチェックをご用意しました。女性特有の身体のお悩みや気になる症状を、ぜひご自身でチェックしてみてください。
ただし、セルフチェックはあくまでも一つの目安、可能性に過ぎません。ご自身の身体に何らかの症状や異変、不快感などがあるときは、なるべく早く医療機関を受診し、適切な診察・検査を受けることが大切です。
福岡市・天神の婦人科「荘田レディースクリニック」では、女性の身体のことならどんな些細なことでもご相談いただけます。プライバシーの厳守に努め、女性スタッフも充実しており、気軽に通いやすい環境を整えておりますので、安心してご相談ください。
婦人科疾患
子宮頸がんの可能性
【子宮頸がんの可能性】
- 月経時以外の出血(不正出血)がある
- おりもののにおいが強い
- おりものの見た目が膿っぽい
- 性交渉のときに出血がある
子宮頸がんは、子宮の入り口にある「子宮頚部」と呼ばれるところで発生し、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が関連していることがほとんどです。
HPVは性交渉で感染し、多くの場合は症状が出ずに排除されます。しかし、HPVが排除されずに感染が続くと、子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。
通常、初期の子宮頸がんは、症状がまったくありません。そのため、特に症状がなくても、20歳を過ぎたら2年に1度を目安に、定期的に検診を受けることをおすすめします。
子宮筋腫の可能性
【子宮筋腫の可能性】
- 経血の量が多い
- 貧血気味
- 疲れやすい
- 腰痛や足にだるさを感じる
- 不正出血がある
- 生理周期が短い
- おしっこが近い
- 排便時に痛みがある
子宮筋腫は良性の筋腫で、子宮の筋肉にできるコブのようなものです。進行すると子宮を切除する・しないの選択を迫られるケースもあり、一生のライフスタイルに深くかかわる病気だといえます。
子宮内膜症の可能性
【子宮内膜症の可能性】
- 不妊
- 腰痛がある
- 経血量が多い
- 経血にレバー状の塊が混ざっている
- 腹部の張りや膨らみを感じる
- 性交痛がある
子宮内膜症は、通常子宮の内側を覆っている子宮内膜が、別の場所に発生する病気です。卵巣・卵管・腸といったさまざまな場所に発生し、生理のたびに増殖・出血を繰り返します。特に大きな問題となるのは癒着を起こしやすいとう点。子宮内膜が剥がれるときに傷ができ、その修復のために周囲の臓器や膜とくっついて、痛みや不快感が生じます。
性感染症(STD)の可能性
【性感染症(STD)の可能性】
- 性器付近がかゆい
- 性器やその周辺に痛みがある
- おりものの量、色、においが普段と違う
- 下腹部が痛い
- 性交渉相手(セックスパートナー)が複数人いる
STDは子宮内膜症や不妊の原因となるだけでなく、そのまま妊娠・出産の際に赤ちゃんに感染して脳炎・肺炎を発病し、後遺症を残す場合があります。自分の性行動に責任を持ち、きちんと予防しましょう。
無排卵月経の可能性
【無排卵月経の可能性】
- 以前あった生理痛やだるさがなくなった
- 経血の量が少ない、または多い
- 生理周期が長い、または短い
- 生理時の出血がダラダラと長く続く
生理がきていても、実際には妊娠のために必要な排卵がされていない状態です。正常な生理より出血が増えがちで、貧血のために日常生活に支障をきたすこともあります。
妊娠の可能性の可能性
【妊娠の可能性】
- 生理が遅れている
- 市販の妊娠検査で陽性(+)が出た
- 経血量が普段より少ない
- 吐き気などの消化器症状がある
妊娠または子宮外妊娠の可能性があります。後者の場合は母体の命にかかわることもありますので、できる限り早く専門医の診察を受けましょう。
性感染症(STD)
クラミジア感染症の可能性
【クラミジア感染症の可能性】
- おりものが増えている
- 軽い下腹部痛、排尿痛がある
自覚症状が少ないため放置しがちですが、放っておくと不妊症の恐れがあります。また、感染したまま出産すると赤ちゃんが感染し、結膜炎や肺炎を起こす可能性もあります。薬物療法により2週間程度での治療が可能で、再感染を防ぐためにもパートナーと一緒に治療するのが鉄則です。
性器ヘルペスの可能性
【性器ヘルペスの可能性】
- 性器に痛みがある
- 水疱や腫瘍ができている
- 激しい痛みがあり、歩行や排尿が困難
- 38℃以上の発熱
- パートナーの男性にも、女性と同様の症状が起こっている
この病気は、進行すると完治が難しくなります。一度感染すると体内にウイルスが棲みつき、体力や免疫力が低下したときに再発します。適切な治療を受けると症状は2~3週間で消えますので、早めに専門医を受診しましょう。
トリコモナス膣炎(原虫)の可能性
【トリコモナス膣炎(原虫)の可能性】
- 濃い膿のようなおりものがある
- 外陰部がかゆい
- 性交痛がある
- 子宮の入り口が赤く腫れている
多くは性交渉(セックス)でうつりますが、濡れたタオル・下着・トイレの便座を介してうつる可能性もまれにあります。炎症を放っておくと不妊の原因となり、流産・早産を招きます。男性にはあまり症状が見られませんが、そのままにしておくと女性が治療してもまたうつってしまいます。そのため、パートナーと一緒に治療を受けることが大切です。
淋病の可能性
【淋病の可能性】
- 黄色い膿のようなおりもの
- 頻尿
- 排尿痛がある
- のどの痛みや腫れがある
症状の出にくい病気ですが、1回のセックスでうつる可能性は50%ともいわれ、高い感染力が特徴です。抗生物質を1週間ほど飲めば治ります。オーラルセックスにより、淋菌がのどに感染して痛み・腫れなどの症状が出るケースもあります。
梅毒の可能性
【梅毒の可能性】
- 性器周辺にしこりがある
- ふとももの付け根のリンパ節が腫れる
感染後3か月~3年を経過すると全身に症状が広がり、脱毛・小指ほどの斑が全身にできます。感染後10年経つと心臓・血管・脳などに障害が出て、日常生活が困難になります。早期発見が大切で、治療では飲み薬や注射を10日~1か月ほど投与し、完治するまで続けます。
尖形コンジローム(ウイルス)の可能性(校正)
【子宮筋腫の可能性】
性器や肛門に白、ピンクのイボができる(痛み・かゆみがない)
感染して数週間、2、3か月後に発症。増殖すると、カリフラワーやニワトリのとさかのようなイボができます。電気で焼いて治療を行いますが、再発が多い病気のため、根気強く治療することが重要です。
ホルモンバランスの乱れ
3つ以上当てはまるとホルモンバランス異常の可能性の可能性
【ホルモンバランス異常の可能性】
- 息切れ・動悸がする
- 頭痛・吐き気・めまいなどがある
- 胃もたれしやすい
- 便秘がちor下痢をしやすい
- 肩こり、腰痛がある
- 手足や腰が冷えやすい
- 肌が乾燥してかゆくなる
- ダイエットしても体重が落ちにくい
- むくみやすくなった
- 生理周期が短くなった
- ひざや手足などの関節が痛むことがある
- すぐに疲れる
- 寝つきが悪い、または眠りが浅い
- クヨクヨしたり、憂鬱になったりすることがある
- イライラしやすい
女性ホルモンは、女性の身体をきちんと機能させるため欠かせないもの。そのバランスが乱れると、生理がきちんとこなかったり、妊娠・出産がしにくかったり、イライラしたりと、身体と心に不快な症状を引き起こします。